2016年12月17日
「3の倍数の法則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?恋愛の節目は、3の倍数ごとにやってくるというものです。付き合って3か月で初めてのお泊まりをしたり、6か月でマンネリを感じたり、12か月でオールシーズン共に過ごしたことへの自信や絆が深まったり。
関係を見直すタイミングは、別れの危機でもあります。成人カップルであれば、3年間も交際すればそろそろ相手が人生のパートナーとなり得る存在かどうか、それぞれの心の中で確認できているはず。「交際3年記念日に入籍しました」という声もよく聞きます。
しかし、すっかり惰性で付き合っている状態になっていたり、彼の態度に優しさや愛情が感じられなかったり、いつまでたっても「結婚」の言葉が会話の中に出てこなかったりと、不安や焦りを感じてはいませんか?
3年未満で恋の賞味期限が切れないようにするには、ただ漫然と付き合っているだけではだめです。彼との関係を続けたい・深めたいあなたに、意識しておくべきポイントをご紹介します。
恋人ができると、気づかぬうちに相手に依存してしまっていることがあります。休日をすべてデートに充てたり、彼とのことばかりSNSでつぶやいたりと、日常のすべてを彼基準に動いていませんか?
これでは相手も自分も消耗してしまうだけでなく、彼の機嫌や都合を最優先するうちに無意識に卑屈になり、彼から見下げられる原因となってしまいます。あなたを動かすものが常に自分であると意識したとき、彼はあなたより自分が優位であると自覚し、対等だった二人のバランスは崩れてしまうでしょう。
ライターでエッセイストの雨宮まみさんも言っていますが、「人は自分を一段下から見上げてくる相手に恋はできない」のです。
恋愛は時として、少し雑に扱った方が上手くいくこともあります。彼と自分との温度差を感じたら、彼にすがるより、少しずぼらになってみる勇気を持ちましょう。
たまの休日を自分の好きに使ってもいいし、部屋を彼の趣味や嗜好に合わせて整えなくてもいいし、疲れていたら電話を待たずに寝てしまっていいのです。
彼もあなたの注意を引きつけておくよう心がけてくれるはずです。
恋の真っ最中には、相手に自分のすべてを知ってほしいと思う人も多いでしょう。しかし恋人にとって魅力的な自分であり続けるためには、相手にとって未知の領域を残しておくことが非常に重要です。
特に男性には、太古の時代より狩猟本能が備わっているので、追われるよりも追う方がいきいきします。心身ともに解放しきった後も探究心を燃やし続けてもらうには?具体的には、最低でも一つ、趣味の世界を持ち続けることです。
また、それに彼を引き込む必要はありません。あえて彼の入り込めない世界を作り、維持することで、精神的に自立した女性でい続けることができます。自分の好きなことに打ち込む姿は魅力的ですし、彼の知らない部分を持ち続けることで、神秘性を失わずに済みます。
よく、デートを優先するあまりに長年続けてきた習い事をやめてしまう女性や、同棲ををきっかけに仕事を辞めてしまう女性がいますが、これはまったくお互いのためになりません。
彼の知らない世界で仕事に従事し、「社会に認められ・求められている自分」は、あなたを内側から輝かせます。
彼との関係に悩んだときにも、趣味や仕事はよい気分転換になり、相手に負の感情をぶつけるリスクを減らしてくれるでしょう。
もしもあなたが彼との3年記念日に何かステップアップを希望するなら、相手からのアクションを待って期待はずれに終わるより、事前に働きかけをしておく方が得策です。
「3年記念日だったのにプロポーズなし。もう待つのは疲れた」と彼との別れを決めてしまった友人がいますが、一方的なサプライズ待ちはリスクが大きいのも当然です。
「2年付き合ったら婚約」「3年付き合ったら結婚」など、普段から彼と話し合って具体的な決めごとをしておけば、無駄にがっかりすることもないでしょう。
なかなか率直に話しづらいようなら、お互いの誕生日やバレンタイン、クリスマスなど、イベントで気持ちが盛り上がっているときを利用して言ってみるのも手です。
いま挙げたポイントがすべてのカップルに当てはまるとは限りませんが、参考にしていただけたら幸いです。