2017年6月11日
だんだん暑くなってきましたね。この時期になると気になりだすのが、汗と汗によるにおい。
そこで今回は、汗に関する知識とにおいの対策法をご紹介します。
汗を分泌する場所と言えばもちろん皮膚です。では、皮膚のどこから分泌するかというと、汗腺という皮膚の付属器官です。汗腺はアポクリン腺とエクリン腺の2種類あります。
まずアポクリン腺は、皮膚の内部にある毛根を袋状に包んでいる毛包というところに付属しています。
このアポクリン腺は、全身ではなくワキの下や陰部などの一部に存在します。
アポクリン腺から分泌される汗は、アンモニアや尿素、脂質、鉄分などが含まれており、これらが皮膚常在菌に分解されるとにおいを発します。これがワキガの原因になることも。
もうひとつのエクリン腺は、アポクリン腺とは違いほぼ全身に存在します。エクリン腺から分泌される汗は、99%が水分だそうです。ほかに塩分やごくわずかな尿素などが含まれていますが、においはほとんど無臭です。
・こまめに汗を拭く
汗を放置すると、皮膚常在菌の分解によってにおいを発生させてしまうので、こまめに拭くようにしましょう。
・運動などでしっかり汗をかくことを意識する
運動などをせず普段汗をかかない人は、汗腺が弱まり、たまにかく汗がべたべたしたり、においがきつい汗をかいてしまいます。運動や入浴で普段から汗をかく習慣を身につけましょう。
・制汗、消臭、抗菌機能がある製品を使う
収れん作用をもつ成分を配合することによって発汗を抑制する制汗機能、体臭を抑える消臭機能、銀イオンなどの抗菌剤を配合することで皮膚常在菌の増殖を抑える抗菌機能などがある製品を使うことでにおいを抑えます。
防臭化粧品にはパウダースプレータイプやローションタイプ、スティックタイプなど、種類は様々ですが、タイプによって防臭効果も異なります。ローションタイプには噴射剤を用いないスプレータイプとロールオンタイプがあります。
ロールオンタイプやスティックタイプはパウダースプレータイプと比べて防臭効果は高め。スティックタイプは付着力が高いため防臭効果の持続性があります。パウダースプレータイプはサラッとした使用感で手軽に使えます。
ローションタイプのスプレーはロールオンと比べると防臭効果は落ちますが、パウダースプレータイプより高めです。
※防臭効果は配合成分や処方によって異なります。
香りの種類が豊富で気になる汗のべたつきをふき取ってさらさらにしてくれる汗ふきシート。
香りは、せっけん・ピュアフレッシュシトラス・アクアオアシスローズ。こちらはBOXタイプと携帯用があります。
他にも、香りが変わるタイプ(ふくときとふいた後の香りが変わる)や、殺菌成分が配合された薬用のデオドラントタイプもあります。
シートが丈夫で破れにくく、腕や首、胸元や背中など1枚で十分!
職場に1つBOXタイプを置いたり、カバンに携帯用を1つ常備しておいたり…。夏に必須な汗ふきシートです。
直接塗って使うワキ用のスティックタイプ。
スティックの表面を水でぬらしてから清潔な肌に塗ります。
クチコミを見ましたが、「臭いを抑えられる」という好評なクチコミをたくさん見かけました。
成分を調べてみると、ミョウバンが配合されており、このミョウバンは水に溶けると酸性になり、アルカリ性を好む臭いの元である細菌の増殖を抑えます。
これが臭いの発生を抑えることに繋がります。他にも、アンモニアに対する消臭効果もあるのだとか。
汗を抑えるというよりも、臭いが気になる方に向いています。
さっとふくだけで手を汚さず手軽に使えるパウダースプレー。
スプレーをふくとひんやりと気持ちよく、肌がさらさらに。汗取りパッド効果という汗を抑える効果と臭いの元である細菌を殺菌することで臭いを防ぎます。
スプレーをふいたとき白くならず快適に使えます。
においが気になると、せっかくの楽しい時間も台無しです。
イベントがたくさんあるこれからの夏に向けてぜひ参考にしてみてください!