2016年8月8日
「女性は髪が命」という言葉もあるように、顔だちやスタイルだけでなく髪の美しさも女性の外見の中で重要なポイントです。ヘアアレンジをしてアクセサリー感覚で日々を楽しむこともできます。
一方、髪は紫外線や乾燥など外的な要因にも敏感で、ケアも重要です。今回はそんな髪を特集して、美しい髪に近づく、そして維持する方法についてお伝えしたいと思います。
今回は第一弾ということで、最も身近で簡単に始められる “ブラッシング”についてお話したいと思います。
画像提供:@_hrkpyon_
前回はブラッシング方法などをお伝えしましたが、そもそも何のブラシを使うかというのが非常に大事になります。
トリートメントやヘアオイルなど、様々なケア商品が出ておりますが、どんなケアをしても自分に合わないブラシを使うことで、キューティクルを傷めたり毛根に負担をかけたりと、逆に髪を傷めて台無しにしてしまうこともあります。
キューティクルの保護を失うと、さらにダメージを受けやすくなり、乾燥してツヤもなくなり、枝毛や切れ毛になってしまいます。キューティクルは一度傷めると修復が非常に難しいので、日ごろからいかに自分に合ったブラシで、正しいブラッシングを行い、ダメージを予防するかが大事です。
そもそもブラシにはブローブラシやロールブラシなど用途によって種類が異なりますが、ここでは皆さんも一般的に使っている、ブラッシング用のブラシについてお話ししますね。
現在市販されているブラシには、猪毛、豚毛などの動物の毛を使ったブラシや、ツゲ、竹などの植物を用いたもの、ナイロン、ポリエチレンなどの合成樹脂のもの、ステンレスなどの金属製など、様々な材質のものがあります。
また台座部分のクッション性や空気穴が施されているかなどでブラッシングの効果は変わってきます。
ブラシ選びのポイントは主に
・静電気を発生させないもの
・頭皮を傷めない毛先のやわらかいもの(個人の頭皮や髪質の状態による)
と言えます。
ナイロン製のものは静電気が発生しやすいものが多く、動物の毛のブラシをお勧めします。
特に柄の部分が木製で動物毛のブラシは、ほとんど静電気が起きないといわれます。
(猪毛)
出典:Amazon
弾力性のある太い毛が特徴です。豚毛ブラシと比べて毛質が硬いため、髪をとかしたときのブラシの櫛通りが違います。さらに豚毛より水分と油分が多いため、静電気が一層起こりにくく、枝毛を防ぐことが出来ます。
髪の毛が多くても根元まで届くので、髪の毛が太い人、多い人に特に向いています。
(豚毛)
出典:Amazon
豚毛はしなやかでコシがあり、猪毛より細く柔らかいので、髪の摩擦を軽減します。ブラッシングの時の頭皮への刺激は、猪毛に比べてソフトなため、髪の毛が細く柔らかい人、頭皮への刺激に敏感な人に向いています。子供などの繊細な髪にも向いていますね。
基本的に、髪の量が多く硬い人ほど、目が粗く硬い毛のブラシ、髪の量が少なく、柔らかい人ほど、目の細かい柔らかい毛のブラシがあっていると言えます。
ブラシについてはお客様によってお好み・感じ方が異なることから、特定のブラシをお奨めする事は、控えさせて頂いておりますが、私自身が使ってみて自信を持ってオススメできるブラシをいくつかご紹介します。
(あくまで個人の主観にはなりますが有名どころばかりなのでご安心ください)
全工程がロンドンの職人によるハンドメイドのブラシです。猪毛にこだわり続け、創業150年にもなる老舗ブランドで「ブラシ界のロールスロイス」とも評されています。
それだけにお値段も高めです・・・ですが、髪の毛の艶の出方は確かに逸品!!
きちんとお手入れすると10年以上使えると言われております。
1777年にイギリスで創業したヘアブラシメーカーで、1800年ごろから王室御用達メーカーに指定されるほどの信頼のおけるメーカーです。
ブラシ部分の毛の材質に必ず「天然豚毛」を使用しているのが特徴です。
ポイントは日本でよく販売されているのは、製作のライセンスを持っている「池本刷子工業」が作っているものであるということ。値段的にはかなりリーズナブルになっています
が、本家本元のブラシと比べると耐久性が落ちるとも言われています。
ですが、価格はリーズナブルですし、私自身使用感は満足していますので安心して選ばれてください。
アヴェダは、インドのアーユルヴェーダの考えをもとに作られており、商品としての効果はもちろんですが、地球環境にも配慮した素晴らしい考えをもつ企業です。
パドルブラシの特徴は、クッション部分に小さな穴が開いており、そこから空気が抜ける
ことで絶妙な感触を生み出してくれます。とにかく気持ちいです!
あの英国王妃のキャサリン妃や、ハリーポッターで有名なエマ・ワトソンや、その他にもヴィクトリアベッカムも使用しているということで、今とても人気のブランドです。
色もかわいくファッション性も高い上にリーズナブルなので、持ち運び用を私もいつもバッグに入れています。
「2段ブラシと均等配列」(櫛とブラシのいいとこどり)の構造「超柔軟弾力」の特殊素材(髪と頭皮のWケア)「柄のない握り込む」形状(力を分散)・・・・HPから引用が特徴とのことですが、とにかく髪に引っかからないことに驚きました。
マッサージとしてはあまり気持ちいとは思いませんが、濡れた髪にも使えますし手入れも簡単ですので、買って損はありません。高品質なブラシが欲しいけれど、手入れや値段が気になるという方はまずタングルティーザーを使ってみてもいいかもしれません。
あくまで全ての人がベストというブラシはありません。それぞれの髪質などによって、最適なブラシは異なります。用途に合わせて、いくつかの種類のブラシを使いわけするとさらに効果があります。
自分に合っているブラシというのは、一度髪をとかすだけで分かるくらい効果があります。自分に合ったブラシ選びをして、美しい髪を目指しましょう。