2016年4月20日
スキンケアで大切な事とは一体何でしょうか。もちろん化粧水や美容液、乳液やクリームも大切ですが、私はクレンジングと洗顔が何より大切だと考えています。
今回はクレンジングと洗顔についてお話しします。
まず、化粧水は美白やアクネケアなどの有効成分が配合されているものもありますが、基本的には水分を与えてうるおいのある肌にするという役割です。
美容液はメーカーによって異なりますが有効成分が多く配合されています。乳液は水分と油分を肌に与えるので化粧水とクリームの中間的な位置です。クリームは乳液よりも油分が多いので、化粧水などで与えた水分が蒸発しないよう油分によってフタをして蒸発を防いでくれるため、肌のうるおいをキープしてくれます。
こういったそれぞれの働きを発揮するためには、クレンジングでメイク汚れをしっかり落とす、洗顔で肌に残ったクレンジング料・ほこり・汗・よごれを落とすことが大切なのです。肌に汚れが残ったままだと、水分や油分などを肌にしっかり与えることができず、それだけではなく汚れによって肌が荒れることもあります。
出典:http://eladies.sina.com.cn/
クレンジングで落とすのは、油性であるメイクアップ化粧品。メイクアップ化粧品は洗顔料だけでは落ちにくいのです。クレンジングの油性成分でメイク汚れが肌から浮きます。
その浮いたメイク汚れを水で洗い流します。しかし、油性成分だけだとメイク汚れを浮かすことができても水で洗い流すことが難しいです。なぜなら油と水は混ざることができないから。そのため、油性成分で浮かしたメイク汚れと水を混ぜて洗い流せるように、クレンジングには界面活性剤が入っているのです。
そして、クレンジングには様々なタイプがあります。クレンジング力が強い順に並べるとオイル→ふきとりシート→クリーム→ミルク→ジェルです。目安なのでメーカーによって異なります。ふきとりシートは、シートによる物理的なふきとり効果でクレンジング力が強くなりますが肌に対するダメージが大きいため気をつけなければなりません。
クレンジングの際、肌の表面を保護している皮脂膜なども落としてしまうため、その日のメイク濃さなどに合わせてクレンジング力の強さを選ぶことも大事です。
洗顔で落とすのは、肌に残っているクレンジング料や古い角質、汚れなど。こちらもタイプがあり、固形・クリーム・ジェル・パウダー・泡で出るタイプなど。
それぞれメーカーによって洗浄力が異なる場合もありますが、その日の肌の状態に合わせて強さを選びましょう。
私は乾燥が気になる日は洗浄力弱めのクリームにしたり、汚れやくすみが気になる場合は、酵素が配合されたパウダーを使用します。固形の不透明石けんはやはり洗浄力が強くつっぱり感がでるため使用しません。使用後しっとり感がでる固形の透明せっけんもあります。
「ふきとりシート」
私はふきとりシートの楽さに甘えて、メイクの濃さに関わらずふきとりシートばかり使っていました。シートにメイク汚れが着くためしっかり落ちている感があり満足していました。
しかし肌が弱い私は、メイク汚れがしっかり落ちていても、ふきとりによる摩擦には耐えられなかったみたいで肌が赤くなってしまった事がありました。
「クレンジングジェル」
なんとなく購入してみた水溶性のジェル。使用感が気に入ったためメイクが濃くても薄くてもこのジェル1本だけ使用していました。メイクが薄いときは普通に落とせていたのですが、濃い日にクレンジングジェルを使用した翌日、ニキビがぶつぶつ。しっかり落としきれていなかったのです。水溶性のジェルだとクレンジング力は弱いため濃いメイクは落としきれないのです。
このように何も知らず適当にクレンジングをしていました。色々間違えて肌も荒れて…。どれだけ良い化粧水や美容液を使用しても肌荒れは治らず。そして私は美容について勉強することで知識を得て正しくクレンジングを選ぶこともできました。すると今までなかなか治らなかった肌荒れが治ってきました。そのときに、クレンジングや洗顔が間違っていたことに気づき、汚れを落とすことがどれだけ大切なのか気づきました。
メイク汚れなどを放置していると、過酸化脂質という肌にとって刺激となるものがつくられてしまうので、なるべく早くクレンジング・洗顔をするように心がけてください。