2016年10月23日
秋は、おしゃれが楽しい季節ですよね。
暑くも寒くもないこの時期は、おでかけする機会が増えてきます。同世代の女性とちょっぴり差をつけたい。そんな人には、和服がおすすめです。
着物は、堅苦しくてむつかしいイメージがありますが、選び方と着方を工夫すると、ワンピースのような感覚でまとうことができますよ。
ぜひ、観劇やショッピングに、気軽な気持ちで、着物を着てみませんか?
着物といえば、「高級」という先入観を持っている人が多いとおもいます。
しかし、ちょっとしたポイントをおさえると、実は、けっこうお手頃な価格で着物を入手できます。
・レンタルショップの流れ商品を利用すること
最近は着物を買わずに、もっぱら貸衣装ですませる人が増えています。
そのため、レンタルショップの数と質は充実する一方。
またレンタルショップといえど、借りるだけではありません。時々、在庫整理のためにバーゲンを開催してます。
このような流れ商品は、品数が豊富な上に、価格も抑え気味ですから、安心して購入できますよ。
中古同然の品から、ほぼ新品に近いものまで、幅広く出ていますし、さまざまなデザインを試してみたい人におすすめしています。
・B反を購入して仕立てる
聞き慣れない言葉ですが【B反】とは、傷やほつれなどがある反物のこと。正規の商品としては傷物ですが、上手にほころびを隠して仕立てると、むしろ、高級品といっても通ります。
生地を選びオーダーメイドで仕立てるのは、上級者のようで緊張しますが、和服の場合は、こちらが本筋なのです。
着物ライフの最大の関所は、着付けと帯の結び方ではないでしょうか?
「習うよりも慣れろ」「練習あるのみ」などと、体育会系のせりふが飛び交いますが、ある呉服屋さんの話では、最近は頻繁に着る人ほどセパレートにしているそうです。
確かに、あらかじめスカートと上着のように、上下別々にわけて仕立てておけば、わずかな時間で着ることができますよね。
そして帯も結んだ状態でつけるだけなら簡単ですから。
ただし、襟の合わせ方や、帯あげの見せ方などの細かい箇所は、鏡の前で研究する必要があります。
襟をぬきすぎると、だらしない印象になりますし、かといって、あまりにきっちりと詰めると堅苦しくなってしまいます。
首の長さや肩のかたち、全体的な肉付きのよさによっても、それぞれ似合う合わせ方がちがってきますから。
出典:http://livedoor.blogimg.jp/
一例をあげると、華やかで大きな柄の着物なら、ある程度ゆったりと着るとよいでしょう。
丸顔を気にしている人や、はと胸の女性はゆるやかに着付けると、日本女性の持つ、ふくよかな色気が際立つように感しられます。
また、地色が濃い色の着物や、やせぎすの体型の人なら、きつく襟を合わせるとバランスがよくなります。
プロの着付け師さんにお願いすると、スリムな体格ならば、バスタオルで補正されてしますよね。
でも、自分で着る場合は、何もしなくてOKです。
というのも、全体的にやせているのに、おなかや胸だけ肉がついているのは不自然ですから。
そして、絵画や絵はがきなどで、大正や昭和初期の頃の女性の着こなしを拝見すると、やせた体に着物をまとっていますが、決して不自然ではありません。
ウエストの部分でほんの少しだけ、帯がくびれているくらいが調度よいとおもいますが、いかがでしょうか?