2016年7月19日
誰にでも、色んな理想があります。
美人になりたいとか、痩せたいとか、お金持ちになりたいとか、成功したいとか。
そんな無謀なこと言っても無理だけどね。そんな風に思っているあなた、ちょっと待ってくださいね。あなたの足には見えない「足かせ」が付いているかも。心理学の講座などでは良く、思い込みの例として「象の足かせ」の話を耳にします。
象の足かせのお話、あなたは知っていますか?
サーカスで飼われている象。賢くて色んな芸をするわけですが、子像のときに一番始めに教えられることが、逃げ出さないようにすることです。大きな象が逃げ出してしまっては、大変なことになってしまいますよね。
どうやって逃げ出さないように訓練するかというと、足に重いおもりとチェーンを足にはめて、逃げ出さないよう訓練されます。逃げようとすると、チェーンが足に食い込むので、次第に逃げようとしなくなります。そこで象は「逃げたら痛い思いをする」と学ぶのです。
その象が次第に成長し、大人になってからは、重いおもりをとって、チェーンだけにします。重いおもりがなくなるので、逃げようと思えば逃げられます。
しかし、象は逃げようとはしません。さて、それはなぜでしょうか。
象は、もう無理なことだと知っているからです。
象は、どうせ逃げられないだろうと諦めて、もう逃げようとはしないからです。
諦めを通り越して、どうせ痛いし逃げられないと知っている(思い込んでいる)状態になっているのです。小さい頃から無理だと思い込んでいると、それを覆そうという考えすら怒らなくなるのです。象のみならず、もちろん人間も同じです。
あなたの足には、どうでしょう。もしかしたら、おもりのついていない足かせがついているかもしれません。
おもりのついていない足かせが付いたままになっている人、つまり、子どもの頃に無意識に「無理だ」と学習してしまっている人は、大人になって、挑戦することすら思いつかないのです。
「だってどう考えても無理なんだもん」
「自分はここまでしかできないから、きっとこれはできない」
と勝手に脳が思い込んでしまうのです。
年齢を重ねれば重ねるほど、学習し、挑戦しづらくなり、冒険もしにくくなります。でも、全員にまだチャンスがあります。
まだやりたいことで人生を迷っている人がいたら、もう、足かせのおもりは外れているかもしれない、ということをお伝えしたいのです。歩き出してみたら、実はおもりが外れているかもしれません。意外と簡単にこなせてしまうかもしれません。
あなたの諦めていたことを、もう一度思い出して挑戦してみてはどうでしょうか。あなたの見えない足かせが外れますように。
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