2018年9月8日

【専門家監修】美容と健康の大敵!!必ず知ってほしい活性酸素の悪影響

みなさん「酸化」ってご存知ですか?

りんごの切り口が時間が経つと茶色に変色したり、鉄がさびたりすることを酸化と言います。実はこのような酸化が体内にも起きているのです。

では、酸化とは一体何なのか、どのような悪影響があるのかご紹介していきます。

酸化とは

そもそも酸素とは、2つの酸素原子が結合(互いが持つ電子同士がくっつく)している状態のことを言うのですが、2つの酸素原子が結合するための電子同士が離れてしまうと不安定な状態になります。この状態を「活性酸素」と言います。

ペアになる相手がいない電子を持った不安定な活性酸素は、安定させるために他の物質から電子を奪い取ろうとする性質があります。このとき電子を奪い取られた物質を「酸化された」といいます。

活性酸素について

活性酸素と聞くと悪いイメージがありますが、細菌などから身体を守る免疫のひとつでもあり身体に必要な物質でもあります。増えすぎると身体に悪影響を与えてしまうため、寝ている間に増加した活性酸素を除去するなど、活性酸素をコントロールする仕組みが備わっています。

しかし、生活習慣の乱れにより活性酸素が更に増加したり、コントロールがうまくできなくなることから活性酸素による身体への悪影響が増えてしまいます。

活性酸素が発生する原因

活性酸素が発生する原因は、‘’たばこ・アルコール・ストレス・睡眠不足・紫外線・激しい運動・電磁波・大気汚染・添加物・加工食・農薬・食べすぎなど‘’、身近なものが多いです。

実は呼吸するだけでも活性酸素は発生します。しかし人間は呼吸しないわけにはいきませんからこれは仕方がありません。呼吸によって発生する活性酸素だけなら身体の仕組みによってコントロールされますが、特に問題なのが先ほど挙げたたばこやアルコールなどの生活習慣の乱れによる活性酸素の発生です。

活性酸素によって身体が酸化するとどうなる?

目に見えて現れる肌への影響は、シワやシミ。紫外線を浴びると活性酸素を大量に発生させるのだとか。この活性酸素が細胞に攻撃してしまうとコラーゲンやエラスチンを作る働きが弱くなりシワの原因となってしまいます。さらに表皮のメラノサイトが攻撃されるとメラニンが増加しシミの原因となります。

体内への影響は、たんぱく質や脂質なども酸化してしまい、更には遺伝子まで悪影響を与えてしまうため生活習慣病になりやすくなるのだそうです。

酸化から身体を守るための対策

まずは日常生活での対策をご紹介します。

・たばこやアルコール、添加物や加工食を避ける
・ストレスはなるべくためないようにしましょう。
・寝る前はスマホやPCを控えて質の良い睡眠を意識しましょう。
・電磁波はケータイだけではありませんが最も簡単に対策ができるとすれば、寝るときは枕元にケータイを置かないこと。
・日中はしっかり紫外線対策を。
・抗酸化作用のある食べ物を摂取する
・激しい運動をしたときは、ビタミンやミネラルなどの栄養をしっかり摂る。

抗酸化作用のある食べ物とは…

・ビタミンC(緑黄色野菜や果物など)
・ビタミンE(ゴマやアーモンドなど)
・ポリフェノール類(ブドウ・大豆・りんご・柑橘類・緑茶など)
・カロテノイド類(トマト・ほうれん草・にんじんなど)

これらをしっかり摂って、美容健康のため日々の酸化から身体を守っていきましょう!

おわりに

酸化を知れば知るほど恐いのは、目には見えない体内への影響。目で見て確認できないからこそしっかり対策をしたい。今回のこのお話で「酸化」について詳しく知りたいと思うきっかけになればいいなと思います!

次回は酸化と同じぐらい、もしくはそれ以上に恐い「糖化」についてご紹介します!

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この記事を書いた人

akane

akane

日本化粧品検定協会認定コスメコンシェルジュ・美容薬学検定1級・コスメマイスター・スキンケアマイスター合格、登録販売者取得。美容が大好きで幅広い範囲を勉強してます。薬学も勉強してましたので美容・薬学(登録販売者の範囲)・健康に関するコラムを発信していこうと思っております。よろしくお願いします!

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