2017年9月27日

「モテる女の子って場の空気を一瞬で変えられる」に見るモラルハラスメント

最近Twitterで「モテる女の子って場の空気を一瞬で変えられるんだよね」からはじまる投稿がバズっていますが、元ネタはどうであれ、肯定的な意見や、否定的な意見が様々入り乱れています。

中でも女性の意見で「そもそも彼が、彼女の前で不機嫌を顕にしている時点でアウト」であるとか「彼氏の機嫌をとってるこの女はママなのか?」などの投稿がとても面白かったので、今回は“不機嫌な彼”と“機嫌を取る彼女”から見る“モテる女”について考えてみましょう。

不機嫌な彼=モラルハラスメント

上記のネタ元ツイートを読んで気がついたのは「この彼はモラルハラスメント気質だ」ということです。海外に行くと、「自分の不機嫌さを周囲に表すことは恥ずかしいことであり、失礼である」とされ、とくにデート中の彼が彼女に対して不機嫌さを顕にしているのは、彼女に対して失礼な行動です。

親しき仲にも礼儀有り、とはよく言いますが、まさにこの場面は「親しき仲に礼儀なし」の状況です。さらに、彼女はそんな不機嫌な彼氏に対して、自分がどんな感情を抱くのかは別にして、彼の機嫌を取ろうとします。

これって、ところかまわず泣いてアピールする赤ん坊に対して「おっぱいでちゅかー?おむちゅでちゅかー?泣かないでね~」とあやすママみたいです。

ズバリ!モテる女=都合のいい女

モラルハラスメントが問題になっている昨今ですが、事実、普通に生活しているだけでも「この人もモラハラだな」と思う場面は多く、報告が少ないだけで、被害者も加害者もとんでもない数に及ぶと思います。

そんなモラハラ大国日本において、「モラハラの怒りを静める都合のいい女」が重宝されています。簡単に言うと、“モラハラを世話するベビーシッター”です。しかも無料の。

銀座のホステスさんたちは、それなりのお給金をもらってモラハラを世話してあげています。もちろん、お世話の腕前はプロです。しかし、銀座のスナックに行けるほどお金のない人は、そのへんにいる女に「おい、俺を世話しろや」と強要します。

このときに、無料で「はいよろこんでー」と世話してあげちゃう女は「都合のいい女」。つまり、「モテる女」です。そりゃモテますよ、無料で世話してくれるんだから。

愛がほしいか、金がほしいか

じゃあ、なんで“無料のベビシッター”なんかやって、モテる女を気取って喜んじゃう女がいるのか、って話ですが、ここからは2通りのタイプに分かれます。

一方は、金が目的。たとえば男を気分良くさせて、高いブランドのバッグとか買ってもらったり、現金をもらったりするパターンです。

もう一方は、愛が目的。誰かに愛されたい、誰かに認めてもらいたい。でも誰も愛してくれない。ところが、不機嫌な大人を世話してあげるとモテる=愛してもらってる、必要とされている、という疑似体験をすることができる。

残念ながら、前者の「金が目的」って人は少なくて、いたとしてもすごいうまいんですよ。詐欺師レベルで、もうプロです。そして、後者の「愛が目的」って人は、結局誰にも愛してもらえないままずっと空腹感を抱えて生きていきます。疑似体験ではお腹がいっぱいにならないんです。

男は「無償の愛」をくれる女がほしいのですが、それって単に「タダでサービスして」って意味でもあるので、結局女性は時々「あれ?私なんでこんなことやってるんだ?しかも無料で」って思うわけです。だから、安い女であればあるほどモテるのは、自分の価値を下げてるだけなのです。

脱モラルハラスメントするには?

ということで、顔が良くて売れてるアイドル・女優以外の、一般人が「モテる」状況については、「モラハラホイホイ」(または公衆便所)であることがわかったわけですが、もしこの状況を抜け出したい!と思ったら、ひとつ覚悟しなければならないことがあります。

モラハラホイホイをやめると、男から確実に嫌悪感を顕にされます。「お前なんか女じゃねえ」みたいな扱いをされますし、人格攻撃やなんなら暴力を振るわれることもあるでしょう。だって、男にとって「都合の悪い女」になるわけですから。

誰もちやほやしてくれなくなりますが、むしろこの状態の方が自然なのです。おかしいのは、日本の社会です。そして、この何もないありのままの自分と関わってくれる人だけが健全な人であり、本当に愛してくれる人も、この健全な人の中にしか存在しません。

朝から不機嫌な彼がいたのなら、「悪いけど、私に対して八つ当たりしてくるような男性は、私の価値を下げるだけだから帰るね」と言ってお別れできることが、自分自身のためとなるでしょう。

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この記事を書いた人

福永知世(ふくながちせ)

福永知世(ふくながちせ)

1983年青森市生まれ。作家、フリーライター、デザイナー。一児の母。

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