2023年12月4日

ドラマチック症候群になっていませんか?6つのチェック項目と考察

仕事柄、多くの人の恋愛観を知りたくて、Twitter等で様々な人が発信する内容を読んでいるのですが、若い女性の多くにある傾向が見られることがわかってきました。彼氏から、自分を誰よりも何よりも大切に扱ってほしい!と願い、それがかなわないと感情を激しくむき出しにしてしまう女性たちです。
彼氏に充分愛されているように見えるのに、すぐに不満を口にし、友人カップルと自分たちを比較して落ち込み、ささいなことで激しい喧嘩を繰り返しているようです。

自分の理想と現実に折り合いをつけることができない人、相手の恋愛観が自分とは異なることを受け入れられない人がこんなにいるなんて、とびっくりしてしまうほどです。恋の始まりがドラマチックだと、その後に待っている平穏な日々にものたりなくなってしまう気持ちもわかりますが、日常は現実であり、ドラマではありません。

同じ女性から見ても、こういう人と付き合うと疲れてしまうだろうなあ…と思いながら見ていると、案の定すぐに彼氏とうまくいかなくなったり、ふられてしまったりしています。

以下のとおりチェック項目を設けてみました。あなたはいくつ当てはまるでしょうか?

休日は自分とのデートを最優先するのがあたりまえだと思う

 
あなたにとっては生活の優先順位の第一位が恋愛でも、彼にとっては違うかもしれません。仕事かもしれないし、友人かもしれないし、一人きりの時間かもしれません。けれどそんな彼でも、あなたと付き合うからには恋愛対象としてはもちろんあなたが第一位なわけであり、愛されていないわけではないのです。まずはそこを理解しましょう。
また、すべての休日をデートに費やしていたら、自宅でやるべきことが溜まってきますし、お金だって続きません。「たまにはそれぞれ一人で過ごそうか?」とあなたから提案できるくらいの余裕が必要です。

ささいなことで感情的に彼を責めてしまう

 
LINEやメールの返事が遅い」「一緒にいるのにわたしのことを見ていない」「最近好きって言ってくれなくなった」などなど、ささいなことで彼を責めていませんか?
もちろん、以前の彼と様子が変わってきたら、浮気や心変わりを疑うのも無理はありません。でも、見当違いなことで彼を責めたり、怒るほどのことでもないのに苛立ちをぶつけたりしていないか、一度冷静に考えてみましょう。彼が本当に変わってしまったのか、平穏すぎる日々に自分が飽きているだけではないか、よく見極めてみることが大切です。小さなことでキレるあなたが、彼の目にどう映っているのかも。

記念日や自分の誕生日には、高価な食事やプレゼントをもらうのがあたりまえである

 
ドラマや映画のヒロイン、さらには芸能人などと自分を同等に扱ってほしいと願う女性も多いようです。誕生日や記念日に彼がさせてくれた贅沢を感謝をこめてSNSで書くのはいいのですが、それがあたりまえになってくると彼も大変です。「クリスマスはハリー・ウィンストンの指輪じゃなきゃ受け取らない!」というツイートを見かけたときは言葉を失ってしまいました。
まだまだ不景気は続いていますし、彼には彼の経済事情があります。贅沢な食事やプレゼントやホテル泊、いつのまにかそれだけが愛情のバロメーターだと思うようになってしまったあなたは、初心に返って自分を見つめてみましょう。あなたは本当にそれらを捧げられる価値のある女性なのでしょうか?お金をかけられない彼は、本当に愛情がないのでしょうか?

喧嘩するとき、泣いたり大声を出したりすることが多い

 
ドラマチックな関係を望む人は、喧嘩のしかたも大げさになってきます。冷静に話せば済むものを、大泣きしたり大声で彼を責め立てたり、さらには物を投げつけたり、部屋を飛び出して彼が追いかけてくるのを期待したり。大喧嘩という非日常がもたらしてくれる刺激を、無意識に心地よく感じているはずです。
大泣きし、彼の愛情を確かめたあとはすっきりして、怒ったことも忘れてしまうのが定石です。そもそも本当に必要な喧嘩だったのかどうかから考えてみましょう。
また、すぐに感情的になるあなたは、彼にとって魅力的でしょうか?

思ってもいないのに「別れよう」とすぐに口に出してしまう

 
付き合いが長くなり、マンネリを感じ始めると、刺激に飢えてすぐに別れをちらつかせてしまう人がいます(これは筆者にも覚えあり)。彼の愛情をわかりやすい形で感じたい、彼から「別れたくない」「愛してる」の言葉を引き出したいだけではないでしょうか?
最初は焦ってあなたをつなぎとめようとした彼も、こんなことが続くとだんだんうんざりしてきます。誰だって、自分を試すようなことを言われるのは不愉快なものです。
本当の別れの言葉を彼から切り出されたときには遅いのです。

友人の中で誰よりも「恋人に愛されている自分」でありたいと思う

 
Twitterでよく見られるのが、友人カップルの贅沢なデートやプレゼントを「うらやましい!」とコメント付きで拡散する女性。それを見た彼氏は、それ以上のものを求められていることを感じてプレッシャーでしょうね。
そういえば筆者が大学生のときも、彼からのプレゼントを学校に持参して見せてきたり、我々友人たちのデートの様子を詳細に聞きたがったりする友人がいました。「恋愛脳だなあ」とは感じていましたが、わたしが付けていた指輪と同じブランドのものを彼氏にねだっていたのはびっくりしました。
友人と自分を比較するのはやめて、彼とあなたの関係を見つめてみましょう。あなた自身もきっと、彼に友人の彼女と比較されたら嫌なはずです。

おわりに

 
1つでも当てはまった人は要注意。3つ以上当てはまったあなたは、れっきとしたドラマチック症候群です。彼は既にぐったり疲弊しているはず。あなたから気持ちが離れたり、心安らかに付き合えそうな女性に心変わりしたとしても無理はありません。
自分たちの身の丈に見合わないものを求めたり、いつでも愛情を示してもらわないと気の済まないあなたは、もしかしたらまっとうに人と付き合うことに向いていないのかもしれません。あなたが好きなのは彼なのか、「異性に愛されている自分」なのか、見失っていませんか?

彼のことが好きで別れたくないのなら、自分の精神的な成長について客観的に考える時間が必要です。結婚したら、二人はさらに生活くささにまみれてゆくのです。いつまでも恋愛初期のようなドラマチックな展開は続きません。そして、それがあたりまえなのです。
現実世界の中で彼と暮らしていく」ことについて、一度リアルに考えてみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

月永橙子

月永橙子

元書店員。恋や人生に効く小説、いくらでもお教えします。語学、歴史、アイドル、美容・健康など多方面に興味あり。美術館と食べ歩きが大好き。楽しく読めて役立つコラムをお届けします!

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